(8)量子磁気医学による症例

百聞は一験にしかず
 多くの患者たちは、対症療法しかできず、副作用などの問題がある現代医学に対して全幅の信頼を寄せていたわけではない。しかし、これまでは現代医学を超える有効な治療法はなかった、だから疑念を抱きながらも治療を受けていたのが実情なのである。標準治療を受けたが、症状が悪化していったり、副作用で苦しむ患者たちにとっては、現代医学が科学的に正しいことを力説されても何の説得力もない。そのためにニセ医学に流れる患者たちもいることを批判できるだろうか。
 しかし、これまで見てきたように、医学における地動説といってよい治療理論が「量子磁気医学」である。生体内の化学反応は、量子力学という物理法則に従って制御されている。物理法則は決定論であるから、「医学の不確実性」は大きく改善される。さらに、即効的であり、多くの病気を治療できる汎用性がある。体験してみれば治療理論の正しさを納得することができることだろう。いつ、どこで、どのような病気やケガをするかか分からない。それに備えるためにも、「量子磁気医学」をきちんと理解しておこう。そして、何度か治療を経験すれば、治療法を会得することができるだろう。

 

病気の原因・症状・部位などは問わない

 磁気ネックレスや磁気ブレスレットは、ピンポイントで磁気を加えることができないので治療はできない。磁極を判別できるように表裏の形状が異なる粒状の永久磁石を用意しよう。多くの場合は50個くらいあれば治療できるだろう。しかし、広い範囲に貼る場合や密集させて貼らなければならないこともあるので、できれば100個くらいあるとよい。磁石の個数が少ないために治らないことはよくあるが、多いからといって何か不都合が生じることはない。一人で治療する場合や、口腔内を治療するときには、粒状磁石と同じくらいの磁力がある棒磁石を使う。8本から10本あるとよい。そして、粒状磁石を貼り替えるための絆創膏かシールがあれば治療ができる。1万円あればお釣りがくる、永久磁石であるから、何度でも何年でも再使用ができるので治療コストはゼロ円に近い。

 日常経験する病気の大部分は、エレキバンや棒磁石による静磁場を加えるだけで治せる。例えば、アレルギー性鼻炎であれば、ハウスダスト・カビ・ダニ・花粉など原因を問わない。物理学では、法則に従って制御すればよいだけであるから、原因などを考慮する必要はないのである。緊急の処置が必要、命にかかわる、後遺症が残るような病気ではないならば、検査・診断はほとんど不要といえる。治療法則に従って直接治療を行えばよい、治療が簡単になり、治療可能な病気が格段に拡大する。症状にもよるが1時間くらいの治療時間で完治するだろう。腹鳴反応が起きると、1分後には鼻詰まりや鼻水が解消する。これまで述べてきたことが理解できていれば、十分有り得る現象だと思うだろう。 

 うつ病は自律神経中枢である間脳において副交感神経が亢進する、それが大脳に及ぶと思考や感情、小脳に及ぶと運動が抑制される、さらに、内臓などの機能が幅広く抑制されていく病気である。神経系疾患や免疫系疾患は、現代医学でも治療困難な病気が多く、うつ病もその1つである。ところが、薬物では治療困難というだけであり、実際には磁気を加えるだけで、患者が自分で簡単に治せる病気である。うつ病、耳鳴り、神経痛、歯の知覚過敏などの神経系疾患は、徐々に症状が軽くなるのではなく、瞬間的に症状が解消する。

 気管支喘息発作中に、副交感神経を抑制すると5分で発作が止まるので、ステロイド吸入薬は不要となる。その他の機能異常も併せて調整すれば喘息は1日で完治する。薬物による寛解とは雲泥の差である。それが、現代医学という間違った科学と本当に正しい科学の違いである。

 細菌、ウイルス、アレルギーなど免疫系疾患に薬物がいらない。無菌性の慢性炎症も同じ方法でよい。ただし、敗血症、多臓器不全の恐れがある場合は、抗生剤などの併用を積極的に行ったほうがよい。                                    

 膝関節の炎症、治療終了30分後には、水分の貯留と痛みが解消する。水分の貯留は血管透過性を制御する血漿タンパク質の亢進によって起きる。多汗症は熱産生過剰、冷え症は熱産生不足である。熱産生にかかわる自律神経や肝臓、甲状腺などの機能を抑制、あるいは促進させればよい。機能が反対の場合は、S極・N極の選択を変えるだけで正常化できる。

 過敏性腸症候群には、機能異常の組み合わせの違いによって、いろいろな型があるが、いずれも1日で治る病気であり薬物はいらない。肩こりや腰痛は、自律神経や内臓と関連性がある場合が多いので、同時に機能調整を行わなけれ症状が軽減しても完治には至らない。

 このような治療が行えるので、30年以上病院に行かず、薬局で薬を買うこともない。例外は、口の中を傷つけた時に消毒するイソジンだけであった。「量子磁気医学」を理解すると、医療費「ゼロ円生活」ができる。もしも、この研究を行わなかったら、健康保険の自己負担分だけでも、少なくとも数百万円を支払うことになっただろう。いや、それ以上を支払ったうえ、喘息や肝硬変で死んでいた可能性も十分ある。あと数分で止まらなければ窒息死していたであろう、のたうち回る大発作も何度経験したことだろうか。自己実験による研究というものはいつも命がけとなる。

 

 治療可能な病気のいろいろ、皮膚疾患などは組織の修復に少し時間がかかるが、ここに例示した病気の大部分は1日で完治も可能である。法則や理論を知れば、誰でも同じように治療ができる。

うつ病
頭痛
アレルギー性鼻炎
ドライアイ
メニエール病
耳鳴り
喘息
過敏性腸症候群
肝炎
膀胱炎
肩こり
腰痛
関節炎

リウマチ

腱鞘炎

神経痛
多汗症
冷え症
不眠症
歯周病
知覚過敏
湿疹
帯状疱疹……

 

複雑で多様な現象と単純な法則
 科学の法則は、単純であるものこそ価値が高い。複雑で多様な現象から、単純な法則を発見することが、科学研究の醍醐味というものである。物理法則はすべて単純な方程式として記述されているだろう、それにもかかわらず、多くの現象を予測したり制御することができる。現象の中から本質的部分を抽象し、それ以外を捨象して、本質的部分を単純な法則として記述しているからである。
 現代医学では、原因、症状、病名、部位など、複雑な分類を行っているが、それによって、確実で効果的な治療を行えるようになっただろうか。複雑な分類を行っているということは、現象の本質を把握することに失敗しているためではないか。いや、そもそも医師たちは、現象の本質を探究することなど考えもしない、そのために現代医学では効果的な治療ができない。


 医学の目的は何か、それは病気を完治させることである。タンパク質分子において、病気が治るか、治らないか、それを決定するのは官能基側ではなく骨格構造側である。病気の本質は骨格構造の「構造相転移」という現象であり、簡単に制御できる。ところが患者たちは今もなお、ちっぽけな磁石で治療できるはずがないと疑ったりバカにするだけであり、磁気治療を行おうとはしない。磁気だけで治療できるということは、現象の本質に最も近いことの表れであり、コストパフォーマンスが高いことを意味する。複雑で多様な現象を 単純な法則によって簡単に制御する、それは科学研究の極致であり、誹謗される謂れはないのである。

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