(6)電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法』に書かれていること

電子書籍を読まなければ始まらない
 この電子書籍の主題は、日常経験する病気のほとんどを自分で即効的に完治させるための治療理論であり、磁気治療のメカニズムと治療法の詳細が書かれている。メカニズムは難解であるが、メカニズムを知ることが目的ではないので、数式など使わずに概略を定性的に記述している。講談社が刊行している、自然科学全般の話題を平易に解説している新書ブルーバックスが読める高校生であれば容易に理解できるだろう。さらに、メカニズムなど知らなくても治療はできる。パソコンのメカニズムなど知らなくても、操作法を知るだけで使いこなせるように、治療メカニズムなど知らなくても簡単に病気は治せる。とにかく早く病気の苦しみから逃れたいのであれば、すべてを読まなくてもよい、第5章 治療編を熟読するだけで十分である。それぞれの症状ごとに、どこにどのように磁気を加えていけばよいか、タンパク質分子の励起状態に伴う「腹鳴」という反応が起きるので、それをシグナルとして治療を進めていけばよい、などいろいろなノウハウが書かれている。
 驚異的ともいえる磁気治療の有効性であるが、にわかには納得できないだろう。いずれにしても、とにかく電子書籍を読んで、一度実際に治療を経験してみなければ始まらない。そうすれば電子書籍に書かれていることがすべて事実であることが分かるだろう。例えば、うつ病アレルギー性鼻炎、喘息、過敏性腸症候群などが、1日で完治可能であると書いてある。即効的に完治可能であることが事実ではないならば、即効的に嘘がバレるということでもある。すぐバレる嘘を書くことに意味はないし、それほどヒマでもない。最終的には、喘息発作中の10歳の子供でも、自分で即効的に完治させることができるくらい単純な治療法になっている。1つの病気を治療可能ということが分かれば、それ以外のいろいろな病気も、同様に治療可能であることが連想されていくことだろう。

 

磁気治療の標的となるタンパク質分子
 磁気治療の標的となるタンパク質分子は、生体分子機械といわれる。機械であるから構造によって機能が決まる。しかし、自動車やパソコンのように硬い機械ではない。硬い機械ならば、摩耗や損傷すれば交換することが修理ということになる。人体の場合は、薬物療法が基本であり、生体の一部を交換することは異例であり通常は行われていない。
 タンパク質分子は柔らかい分子であり容易に構造変化が起きる。構造が変化すれば機能が変化することになるが、生命現象が正常に進行するためには、各タンパク質分子が正常に機能していることが求められる。そのためにはそれぞれのタンパク質分子が、特定の立体構造でなければならない。構造が変化すると機能が低下、あるいは亢進して、病気といわれる状態となる。元の特定の構造に戻すことができれば機能は正常になり、健康を取り戻すことができる。したがって、それは治療といえる行為であり、大部分の病気は薬物を用いることなく治療ができるのである。
 どのような法則にも適用範囲というものがある。タンパク質分子の構造と機能の異常によらない病気に対しては適用できない。遺伝子や染色体の異常、奇形、組織の欠損、栄養の過不足、重金属や化学物質の中毒、手術を選択すべき場合などである。この様な病気は多くはなく、日常経験する病気の大部分は磁気治療の適応症となる。

 

タンパク質分子の「構造相転移
 細胞内において合成された直後のタンパク質分子は、数百個前後のアミノ酸がペプチド結合した鎖状構造であるが、1秒を要することなく一瞬にして特定の立体構造になる。これを折り畳み、あるいはフォールディングという。この様にタンパク質分子は、瞬間的に構造変化するのであるから、即効的に治癒することに何ら不思議はないだろう。 
 タンパク質分子は骨格構造と官能基からなるが、磁気や熱が直接的に作用するのは骨格構造部分である。骨格構造が決まれば分子全体の構造が決まり、機能が決まる。骨格構造は結晶構造であるために、タンパク質分子の違いにかかわらず物性は共通である。機能の異なる多くのタンパク質分子を、磁気や熱を加えるだけで制御可能な理由である。結晶構造の構造変化は「構造相転移」と呼ばれる物理変化である。タンパク質分子を「構造相転移」させることができるならば、病気の原因や病名が分からなくても簡単に治療ができてしまう。物理学においては、法則に基づく因果関係重視するが、原因というものを重視することはないからである。これにより、格段に治療可能な病気が増えるとともに、法則に従えば容易に治療できることになる。これまで原因不明であり、治療薬はない、とされてきた病気も、症状にもよるが、磁気治療ならば完治させることができるかもしれない。

 即効的治癒や万病に効くという、ニセ医学において患者たちを騙すための常套句がある。つまり、即効的治癒や万病に効くような治療薬はない、という意味である。ところが、化学的治療と物理的治療は全く別物であり、磁気治療ならば、そのような治療が可能であり、事実であることが解明されている。

 このように、患者たちにとっては歓迎すべき治療法であるにもかかわらず、科学を知ったかぶりする医師たちからは、尚もニセ科学という濡れ衣を着せられている。確実性があり、現代医学をはるかに上回る最強の治療法を否定することは、患者たちから治療の機会を奪うことになる。それは患者たちに危害を加えているも同然の行為といってもよいだろう。    

 これまでに、この電子書籍を読んだ人たちから、書かれている治療法則通りに治療を行ったが効果がなかった、タンパク質分子の相転移などデタラメの理論であり信じられない、やっぱり磁気治療などニセ科学である、といった批判や異議申し立ては皆無である。磁気治療はニセ科学ではない、「量子磁気医学」こそ医学の歴史を一変させる真正科学であることを知るべきである。

 

 こんな病気、あんな病気も、磁気で治せるという事例が書かれています。こちらのブログも一読してみましょう。 zigk69.blog.fc2.com

                                (7)に続く

(注意)

 本ブログや電子書籍ニセ科学ではなかった磁気療法」から、法則や理論、ノウハウを許可なく引用・利用、インターネットやSNSに公衆送信することは、知的財産権を毀損することになり公正とは言えない。理由や長短にかかわらず、全面的に禁止します。著作権法違反、不正競争防止法違反として厳重に対処します。